Twitchのアーカイブはいつ消えるのか|「14日」は古い情報です

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この記事で確かめたこと

Twitchのアーカイブがいつ消えるのか。調べ始めてすぐ、検索で出てくる数字がページごとに違うことに気づきました。

そこで公式ヘルプの現在の記述を確認したうえで、実際に4つのチャンネルを開き、どれくらい前の動画が残っているかを数えました。

よく見かける「14日」は、現在の仕様と合っていません。そして公式ヘルプ自体にも、数字と用語の揺れがありました。

確認日は2026年9月5日です。仕様は変わります。この記事もいつか古くなります。

なお、確認したチャンネルの名前は伏せてA〜Dと表記します。特定の配信者を取り上げる記事ではなく、仕様がどう現れるかを見るための例だからです。

結論

  • 保存期間は配信者の区分で7日・14日・60日の3種類
  • ただし実際に確認した4チャンネルは、規模を問わず全て60日
  • 保存期間はフォロワー数では決まらない。Amazonプライム会員かどうかで変わる
  • 名前の横の紫のチェックが付いていれば、そのチャンネルは60日
  • 「動画」タブには期限の違うものが混ざっている。ダイジェストは無期限に残る
  • クリップに期限はなく、9年前のものが視聴できた

公式が示している保存期間

Twitchのヘルプでは、保存期間が配信者の区分で分かれています。

区分過去の配信の保存期間
パートナー / Prime / Turbo60日
アフィリエイト14日
それ以外のストリーマー7日

期限を過ぎた過去の配信は自動的に削除されます。Twitchサポートに問い合わせても復元はできません。そもそも保存設定をしていなかった配信も同じで、サーバー上に存在しないため取り出せないとされています。

ひとつ前提があります。この保存はデフォルトでは有効になっていません。配信者が「過去の配信を保存する」を自分でオンにしていなければ、アーカイブは最初から残らない仕組みです。

「14日」という情報が広まっている理由

「通常アカウントは14日」と書いているページが、検索すると複数出てきます。投稿日を見ると、いずれも数年前のものでした。当時は通常アカウントも14日で、その後7日に変更されたようです。

直近1年以内に書かれた記事のほうは、おおむね「一般7日・アフィリエイト14日・パートナー60日」で一致しています。

仕様が変わったのに、古い記事が更新されないまま検索上位に残っている。それだけの話ではあります。ただ「Twitch アーカイブ 保存期間」で検索した人は、最初に古い数字を掴むことになります。

公式ヘルプ内でも記述が揺れている

調べていて気づいたことがあります。公式ヘルプの同じページ内で、数字の書き方が統一されていません。

ページ冒頭では、パートナー・Prime・Turboが60日、アフィリエイトが14日、それ以外が7日と、3区分で説明されています。

ところが設定手順の箇所は違います。配信は最大7日間(パートナー、Turbo、Primeユーザーは60日間)保存されると表示される、という書き方で、アフィリエイトの14日が抜けています。

ストレージ制限の一覧表も妙です。「過去の配信」の欄に「時間の制限なし」という文字列が入っていて、その下に60日・14日・7日が並んでいます。表の構造が崩れているように見えます。

用語も揺れています。公式の表記は「ダイジェスト」ですが、同じページのFAQでは「ハイライトおよびアップロード」。英語版のHighlightに対して、日本語版の訳が統一されていません。「ハイライト」で調べるか「ダイジェスト」で調べるかで、検索結果が変わります。

実際に4チャンネル確認した

理論上の期間は分かりました。では実際はどうなのか。

規模の違う4つのチャンネルを選び、それぞれの「動画」タブを開いて、一番古い過去の配信の日付を確認しました。

チャンネル規模最も古い過去の配信推定される区分
A大規模約2ヶ月前パートナー / Prime
B大規模約2ヶ月前パートナー / Prime
C大規模約2ヶ月前パートナー / Prime
D小規模(フォロワー約2,300人)約2ヶ月前Prime / Turbo

4チャンネルすべてが約2ヶ月前まで残っていました。7日や14日で切れているものは、今回は一件も見つかりませんでした。

保存期間はフォロワー数では決まらない

表で見てほしいのはDです。

フォロワーは約2,300人。他の3つとは規模がまったく違いますが、保存期間は同じ60日でした。

区分の条件を見れば理由が分かります。60日が適用されるのはパートナー・Prime・Turbo。このうちPrimeは、Amazonプライム会員がTwitchアカウントを連携するだけで条件を満たします。パートナーは審査が要りますし、アフィリエイトにも配信時間などの条件があります。Primeだけは、すでにプライムに入っているなら連携するだけで済みます。

だから「一般配信者だから7日」という読みは当てになりません。

多くのサイトが区分表を載せていますが、その7日が現実にどれくらい該当するのかには触れていない。実際にチャンネルを開くと、規模の小さい配信者でも60日でした。7日に当たるのは、パートナーでもアフィリエイトでもなく、プライム会員でもない配信者だけということになります。

パートナーかどうかは、開く前に見分けられる

区分は非公開だと思っていましたが、ひとつだけ外から分かるものがあります。チャンネル名の横に付く、紫のチェックマークです。

Twitchの認証バッジの有無を比較した図。バッジありはパートナーで過去の配信が60日残り、バッジなしは7日・14日・60日のいずれかで外からは確定できない
認証バッジの有無。付いていればパートナーで、過去の配信は60日残る

これは認証バッジといって、Twitchが本人確認をしたことを示すものです。パートナーには自動的に付与されます。

つまり、このマークが付いているチャンネルはパートナーなので、過去の配信は60日残ります。動画タブを開く前に分かります。

ただし逆は言えません。理由が2つあります。

  • 認証バッジは、本人がオン・オフを切り替えられる
  • Twitchはパートナー以外にバッジを付与することがある

「付いている → ほぼパートナー」は言えても、「付いていない → パートナーではない」は言えません。片方向にしか使えない目印です。

それでも、保存期間の短いチャンネルを探すときの手がかりにはなります。

「動画」タブには期限の違うものが混ざっている

今回いちばんの発見がここです。

Aのチャンネルは大半が約2ヶ月前までの動画でしたが、1本だけ約7ヶ月前のものが残っていました。60日を超えています。おかしいと思ってフィルタで種別を絞り込んだところ、この1本は過去の配信ではなくダイジェストでした。

公式によると、ダイジェストとアップロードは無期限に保存されます。過去の配信の60日制限とは別扱いです。

  • 過去の配信 → 60日で消える
  • ダイジェスト → 消えない

なぜ混ざって見えるのか

ビデオタブの初期状態は「デフォルト」という表示になっています。この画面は、2つのセクションを縦に並べています。

Twitchのビデオタブのデフォルト表示。「最近の配信」と「すべてのビデオ」の2つの見出しが縦に並び、それぞれに「すべて表示」のリンクが付いている
デフォルト表示は「最近の配信」と「すべてのビデオ」の2セクション(2026年9月5日 確認)

上が「最近の配信」、下が「すべてのビデオ」。下のセクションは種別を問わず全部並ぶので、同じページをスクロールしているだけで、60日で消えるものと消えないものを続けて見ることになります。

見出しが「最近の配信」なので、上だけ見ていると全部が過去の配信のように見えます。

フィルタの選択肢は6つある

種別を分けたいときは、上部のフィルタを切り替えます。

Twitchのビデオタブのフィルタ。デフォルト、過去の配信、ダイジェスト、アップロード、コレクション、すべてのビデオの6項目が並んだドロップダウン
ビデオタブのフィルタ。選択肢は6つある(2026年9月5日 確認)
選択肢実際の機能
デフォルト2つのセクションを並べる初期表示
過去の配信種別で絞り込む
ダイジェスト種別で絞り込む
アップロード種別で絞り込む
コレクション配信者がまとめたリストの一覧
すべてのビデオ絞り込まない

「フィルタ」という名前ですが、実際に絞り込むのは6つのうち3つだけです。 デフォルトは初期表示のことで、すべてのビデオは絞り込みの解除にあたります。しかもこの「すべてのビデオ」は、デフォルト画面の中に見出しとしても出てきます。同じ名前が、選択肢と画面見出しの両方にあります。

なお「コレクション」は、配信者が動画をまとめたリストです。YouTubeの再生リストに相当する機能と説明されていますが、解説記事が数年前のものばかりで、現在の仕様が当時と同じかは確認できていません。

「1ヶ月前の配信が残っているから、この配信者のアーカイブは長く残るんだな」と思っても、それがダイジェストなら、通常の配信は60日で消えます。

ダイジェストにも上限はある

2025年4月19日から、ダイジェストとアップロードの合計に100時間のストレージ制限が入りました。制限を超えたままだと、視聴回数の少ないダイジェストから順に自動削除されることがあります。過去の配信とクリップには適用されません。

無期限とはいえ、配信者が容量を空けるために消すことはありえます。

クリップは9年前のものも残っていた

公式のストレージ制限の表では、クリップの欄は「N/A」。制限なしという意味です。

では実際はどこまで残るのか。大規模な3チャンネルの「クリップ」タブで期間を「すべて」にして、最も古いものを見ました。

チャンネル最も古いクリップ
A約9年前
B約9年前
C約8年前

9年前のクリップが視聴できました。Twitchのサービス開始からの期間を考えると、かなり初期のものまで残っていることになります。

過去の配信が消えていても、その配信中に誰かがクリップを作っていれば、断片は残っている。見逃した配信を追うときの現実的な手段です。

画質によって消える時期が違う

これも公式に書かれていますが、ほとんどのサイトが触れていません。

2Kで配信された動画と、縦画面形式で配信された動画は、高画質バージョンだけが7日で期限切れになります。その後は残りの保存期間中、1080pまたは横画面バージョンが視聴できます。

パートナーの配信でも同じです。

  • 配信から7日以内 → 2Kまたは縦画面で見られる
  • 8日目以降〜60日 → 1080pまたは横画面のみ

高画質で見返したい配信があるなら、7日以内です。

視聴者としてどう追うか

見逃した配信を追う手順はこうなります。

1. 名前の横のチェックマークを見る

付いていればパートナーなので、過去の配信は60日残ります。

2. 「動画」タブを開く

配信から2ヶ月以内なら、まだ残っていることが多いです。

3. 古い動画があったら、フィルタで種別を確認する

過去の配信か、ダイジェストか。ダイジェストなら編集された抜粋版です。

4. 消えていたらクリップを探す

断片的ですが、話題になった場面はクリップ化されています。

5. それでもなければ切り抜きチャンネル

Twitchの外になります。公式のアーカイブではないので、内容は編集されています。

6. 高画質で見たいなら7日以内

2Kや縦画面は、7日を過ぎると画質が落ちます。

確認できなかったこと

正直に書いておきます。

7日のケースを実測できていません。 4チャンネル確認して、すべて60日でした。規模の小さいチャンネルを選んでも60日だったので、7日で切れている例に行き当たりませんでした。「7日が存在しない」のではなく、確認できていないという意味です。

アフィリエイトの14日も実測できていません。 認証バッジでパートナーは除外できるようになったので、探す範囲は絞れます。ただし残ったチャンネルのうち、どれがプライムを連携しているかを外から見分ける方法がありません。そこから先に進めていません。

コレクションに入れた過去の配信が、60日を過ぎたらどうなるかも未確認です。 コレクションは入れ物なので、中身が消えればリストからも消えるはずですが、確かめていません。

サンプルが4つというのも十分な数ではありません。母数を増やせば違う結果が出る可能性はあります。

確認できたら追記します。

まとめ

公式の区分は7日・14日・60日。ただし実測した4チャンネルはすべて60日で、決め手はフォロワー数ではなくAmazonプライムの連携でした。名前の横に紫のチェックが付いていれば、そのチャンネルはパートナーなので60日と分かります。

「動画」タブの初期表示は「最近の配信」と「すべてのビデオ」の2段構えになっていて、下まで見ると60日で消える過去の配信と、消えないダイジェストが同じ並びに出てきます。クリップのほうは9年前のものまで残っていました。

配信は消えます。見たい配信があるなら、後で見ようと思わずに早めに見る。それが確実です。

出典

媒体ページ取得日
Twitch ヘルプTwitchのオンデマンドコンテンツ2026-09-05
Twitch 公式ブログThe Verified Badge is here!2026-09-05
Twitch 上の4チャンネル動画タブ・クリップタブ・フィルタの目視確認(大規模3・小規模1)2026-09-05
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